今回は、「大いなるもの」=『総天』(そうてん)について、事例を交えながら、掘り下げて解説していきます。これを実感できるようになると、世界が少し違って見えますし、人生が面白くなってきます。
『総天』(そうてん)は、この世界の全てを指揮をしている「総監督」のようなもの。
「大宇宙の原理」「超自然」「神」「全(ぜん)」と解釈する人もいます。
以下の記事でも解説していますので、あわせて読んでいただくと、
理解が深まると思います↓
一覧
再確認しよう。私達の周りは
「見えない力」でいっぱい
「大いなるもの」=『総天』(そうてん)の詳しい説明に入る前に、
私達の周りにある「見えない力」について、改めて実感していただきたいと思います。
※「見えない力」は実感してるよ!大丈夫♪という方は、おさらい&再確認のつもりで、サラッと読んでいただければ幸いです。
何故、こんな話をするかと言いますと、
「見えない力」と聞くと、拒絶反応を起こして、
「怪しい」「嘘だ」「まゆつばモノだ」「トンデモだ」「うさんくさい」
と騒ぎ立てて、耳をふさぎ、完全シャットアウト、電源OFFにしてしまう方が多いからです。
その氣持ちも分からなくもないのですが、一旦落ち着いて、冷静になって、今一度よ~く考えていただきたいのです。そして、実感していただきたいのです。
私達の周りは「見えない力」で、あふれているということを。
例えば、『重力』。見えますか?
アイザック・ニュートン博士が発見した「見えない力」です。
例えば、『磁力』。見えますか?
磁石が引きあったり、
反発したりする「見えない力」です。
このように、私達は「見えない力」に囲まれていますし、むしろ、
見えるものよりも、見えないものの方が多いのです。
『総天』(そうてん)は、
『調和』する「見えない力」
では、本題に入っていきます。
実は、宇宙もひっくるめた、世界全体を『調和』する「見えない力」があります。
ここで言う『調和』とは、
「バラバラのものを組み合わせ、上手く回す(動かす)」
という意味。
●バラバラの「ピース」を組み合わせて、「パズル」を完成させる。
↑こういったことです。
これを大規模なスケールで『調和』しているのが、「大いなるもの」=『総天』(そうてん)です。
「ヒト」「モノ」「コト」「トキ」「トコロ」・・・
この世に存在しているバラバラのものを上手く組み合わせて、
「世界」(宇宙全体)を作り、動かしているのです。
イメージしやすいように、いくつか事例をあげてみますね↓
●『調和』①:
「食物連鎖」の順番
例えば、「草」「バッタ」「カマキリ」…彼らは、春に生まれてきます。
②次に、それをエサにする「バッタ」が生まれてきて、
③次に、それをエサにする「カマキリ」が生まれてきます。
いわゆる「食物連鎖」というものですが、
「この順番(ルール)、誰が決めているの?」
と思ったことはないでしょうか。
「草」「バッタ」「カマキリ」が相談して決めたのでしょうか?
いいえ、そんなことは無いでしょう。
・・・みたいなやり取りをしているのは、
考えにくいです。
この「食物連鎖」の順番を決めている「存在」こそが、「大いなるもの」=『総天』(そうてん)です。
この「食物連鎖」の順番(ルール)が少しでも狂えば、全体の『調和』が乱れておかしくなり、生命は絶滅してしまいます。
※実際は、もっと複雑で色んな生物が関係していますが、ややこしくなるので、
あえてシンプルに説明しています。
●『調和』②:
「共存共栄」のバランス
「リス」と「雑木林」の事例もご紹介しておきます。これも、「リス」と「雑木林」が相談して、打ち合わせをしているわけではありません。
『総天』(そうてん)によって、それぞれに役割が与えられ、上手く「共存共栄」できるよう、『調和』されています。
「木の実」が大好物の「リス」という動物がいますが、彼らは冬眠する前に、「木の実」を毎日せっせと貯め始めます。1ヶ所にまとめて埋めるのではなく、何ヶ所にも分けて埋めていくそうです。
ただ、多くの「リス」は、「木の実」を隠した場所を忘れてしまうそうです。
(中には全て覚えている賢いリスもいるかもしれませんが・・・)
充実した冬眠生活をするために、より多くの「木の実」を集めようと頑張るのですが、
毎日毎日、貯める⇒忘れるを繰り返します。
そして…結局、冬眠開始の当日に貯めた「木の実」で、ギリギリ冬を越すそうです。
これを毎年のように繰り返しているのが
「リス」です。
ここまで聞いて、
「リスさんのアホぉ(笑)。もっと記憶力付けようよ!克服しようよ」
と思ってしまうかもしれませんが、このままでいいのです。
この「リス」が忘れん坊で、ちょっとマヌケなお陰で、色んな場所に「木の実」が埋められ、
やがてそれが芽を出して木となり、「雑木林」になっているからです。
このようにして、上手く「共存共栄」し、『調和』されています。
●『調和』③:
「命」=「人体」の仕組み
現代科学の力では、ゼロから「命」を作ることはできません。
これも「大いなるもの」=『総天』(そうてん)によるものです。
「人体」に目を向けて観察してみると、
無数の細胞、臓器、体液、エネルギー(氣)が連携することで、
上手く『調和』して、健康な状態が成り立っていることが分かります。
「自分の体は、自分が動かしているのだ!」
と思ってしまいがちですが、決してそんなことはありません。
もちろん、「自分で動かす」こともできますが、それはほんの数パーセント。
ほとんどは、勝手に動いています。
「血液を流すぞ!」「心臓を動かすぞ!」
「食べ物を消化して栄養にして、不要なモノは排泄するぞ!」
といちいち考えて行動しなくても、勝手にやってくれています。
『調和』が乱れると、「病気」という形でサインが出ます。
一部の臓器が機能しなくなった場合は、
それを補う力が働いて、全体が上手く回るように『調和』します。
「視覚」を失った人が、それを補う形で
「聴覚」が発達するケースがありますが、正に『調和』によるものです。
このよくできた「仕組み」は、神がかっています。人間自体もまた、「小さな宇宙」と言えますね。
『総天』(そうてん)によって、上手く『調和』され、健康な状態が作られ、「命」が保たれているのです。
『天命』に生きる=
『調和』の力を活用する方法
『天命』に生きる=『調和』の力を活用する方法
と言い換えることもできます。
「大いなるもの」=『総天』(そうてん)に氣に入られる生き方をすると、『調和』の力が働くので、その恩恵で周りと上手くかみ合います。
ジグソーパズルが、カチッとハマるイメージです。
「自分」の力だけでなく、周りとの関係性で流れができるので、『運』が良くなっていくのです。
まとめ。「大いなるもの」=『総天』の力を観察しよう
今回の内容をまとめますと、以下のようになります。
●『総天』は、全てを『調和』する「見えない力」
●「食物連鎖」「共存共栄」「命」も『調和』されている
●『天命』に生きる=『調和』の力を活用する方法
「大いなるもの」=『総天』(そうてん)による、
全体を上手く『調和』する「見えない力」。
日常生活に目を向けると、様々なところで発見できますね。
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